RE/100 ザクII改をつくる。


今年のクリスマスも自宅でふたりで祝いました。
私は生活に支障をきたすレベルの人混み恐怖症、行列恐怖症なのでこの時期は可能な限り外出しないようにしています。これのせいで東京でサラリーマンしていた頃も満員電車をはじめとした通勤ラッシュを避けるため往復32km自転車通勤していたくらいです(苦笑)

もう長い事私の奇病に合わせてもらってばかりですがこの時期は自宅でふたり静かに寛ぐのが恒例となっております。やはり自宅は気楽で安心です。


年々稼ぎが減る私がこの時期出来る事は限られていますが、逆に私がいただいているものはいつも豪華で恐縮の極みです。


まずはこちら エデュアルド 1/48 フォッカーDr.1 これ欲しかったんですよ。色もめでたいので出来れば正月時期に完成させたいところです。


先日タミヤから決定版が出たところに敢えてぶつけてきたクラシックなハセガワ 1/48 P-38www!無慈悲な凸モールドwwwwwwwと言ってもすっかり凸モールドにも慣れ親しんでますので楽しく作れそうです。今まで一度も作った事ないキットですが外箱の完成写真を見るにフォルムが美しく、さすがハセガワだなという逸品の予感がします。


更に追い討ちをかけるようにアカデミーの 1/48 P-38wwww

こちらから作ってみましょうかね。大柄な機体でどちらも造形は良さそうです。嵌合関連は組んでみないとわかりませんからまずはアカデミー版から着手してみたいと思います。こちらはこちらで選択式キットだったりして同じ題材を扱ったプラモですが各社それぞれの特色があってどれも作るのが今から楽しみです。


あとこちらも。
ある意味これが最も衝撃的なアイテムかも知れません。
商品名「Rボコ2」。

半径の異なる半円状の切り欠きが複数入った金属板でしてカンナがけに使えるのです。これが今までの苦労が一体なんだったんだというほど使い易いのです。


例えばガンプラの銃器類のような左右貼り合わせパーツの合わせ目をセメント溶着させると思いますが、乾燥後 Rボコ2 でカンナがけすると綺麗に合わせ目が消えます。今までの苦労はなんだったんだ。。。


航空機モデルの胴体接合部なんてもう Rボコ2 の独壇場ですよ。すごいぞ Rボコ2 !


戦車模型の主砲なんかもイチコロです!これはBMCタガネ登場時の衝撃に匹敵する工作革命です。


話は戻ってクリスマス〜大晦日〜新年と言えばガンダム史上最もタイムリーな機体であろうザクII改を作ります。今年RE/100化された本キットは個人的に決定版がだと思います。


MGではないのでスパイクアーマー等は容赦無く最中割りですのでセメント溶着させます。ムニュです。


合わせ目の発生するライン。


数日しっかり乾燥させます。


乾燥後合わせ目消しを行いつつ並行して側面のスパイクアーマーをモールドに沿った位置でカットします。


真ん中のスパイクアーマーは軸接続になっているのでこの軸を有効活用します。


断面を綺麗に整えておきます。
ここが雑だと後で何をやっても綺麗にスパイクが付きません。

この段階でモールドを彫り直してシャープにしておきます。
この手の漠然とした、且つ曲線主体の境界部分に綺麗な彫りを入れたい時はいきなりBMCタガネの刃を入れずハセガワのモデリングスクライバーでまずけがきます。

数回なぞってガイドが出来てからBMCタガネを入れると綺麗に彫りが入り、まるで別パーツ化されているかのような効果を得る事が出来ます。

当ブログ開設時から何度も書いてきている事ですがモデリングスクライバーにせよBMCタガネにせよ兎に角力を入れずに歯を入れるのが肝要です。この掟さえ守れば美しいモールドが手に入ります。


HGUC 方式で中央のスパイク部分は別パーツ化されていますが安全基準のためか非常に先端が丸くこれが完成後のシルエットに与える印象に大きく作用しています。


という事でスパイクに置換します。
これが恐ろしいほどキンキンに尖っていて非常に凶暴です。


コトブキスパイク裏面に開口されている穴を3mm径ドリルで広げてスパイクアーマー本体にあるピンを利用して接続します。

側面のスパイクは3mmドリルで穴を広げた後、同径のプラ棒を差し込み成形後1mm真鍮線を打ち込みました。


で、スパイクアーマー本体裏面にプラ材で受けを作っておきます。そこに1mm穴を開口して先ほど真鍮線を通しておいたスパイクを接続すればこのような感じになります。


かなり強そうになりました。


お次はザクマシンガンです。
ザクマシンガンそのものには全く不満が無いどころか非常にカッコ良い造形と少ないパーツ数で見事な造形がなされているのですが、今回MSハンドをメインにしようしたかったので改造します。まずグリップに3mm穴を開口しました。いきなり3mmドリルを突っ込むのではなく1mmドリルなどで小さな穴を開けてからドリルの径を太くしていくと失敗しにくいです。


その後、当ブログお馴染みHIQパーツ社の小径ネオジム磁石を組み込みます。


銃持ち手側にもネオジム磁石を組み込みます。N極とS極を間違えないようにしないといけません(笑)


MSハンドそのままだとグリップがフィットしないので干渉部分を削り落としておきます。正直面倒な作業ですね〜

今回MSハンドを使うことにしたのはキットには穴の空いていないゲンコツ手首が入っていないためです。鉄血1/100もそうでしたがこのスケールで穴あき手首だと結構キビシイものがあります。本音を言うと1/144でもキツイですね。

どれだけプロポーションが優れていて複雑なモールドが入っていたとしてもどデカい穴がガッツリ空いた手首だと一気におもちゃっぽくなってしまいます。あとキットのままだと手甲パーツが二つ足りないというのも気になります。これは鉄血1/100でもそうです。

「それが嫌だったら別売のMSハンド使えば良いじゃん」というお声が聞こえてきそうですし、一見ごもっともそうなご意見なのですがこれが口で言うほど簡単ではなく、今回のように結局武器と手首のフィッティングが必要になります。劇中同様そろそろガンプラにもマ・クベの提唱した「統合整備計画」が必要なのではないかと私は思います。

手首のデザインはキュベレイやバルバトス等のような極一部の特殊な例外を除いて「丸指or各指」サイズは「特大・大・中・小」で統一しても良い気がします。それこそ宇宙世紀か否かお構いなくせいぜい手甲パーツだけデザイン変えて手首そのものを統一するわけです。

そうすればキット本体のコストは従来通りで「気になる人は別売の手首パーツ使ってね」で売り手も買い手も万々歳な状態になりそうな気がしますが色々難しい事情でもあるのかも知れませんね。という事で今回は以上です。

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