
遂にこの日が来ました。
当ブログで初めてガンプラ以外のプラモデル、ガンダム以外のコンテンツに手を出したのです。
ハセガワ 1/35 メカトロウィーゴパチ組みレビューで御座います。

一箱に2体入っています。
ガンプラでいうところのボールやロトのツインセットみたいな感じです。

まず最初にお話しておきたいのですが、私はメカトロウィーゴというメカについて何も知りません。
店頭で見かけた箱絵にまず惹かれ、側面に載っていた完成写真を見て更に惹かれ、2体セットというリーズナブルな内容がとどめとなり購入に踏み切りました。

ボックスアートは 「あらゐけいいち」先生によるものです。
私はこういった分野に明るくないので あらゐけいいち先生のことを存じ上げませんが、どこか懐かしいテイストが漂っていて80年代的な空気を感じました。私が小学生だった頃の空気感です。
少し調べてみたところ、あらゐ先生は私とほぼ同じ年齢らしくイラストの世界観に惹かれた理由が少し見えた気がします。

素晴らしいデザインです。
ランナーを上手に使っていて2体セットとはいえ、異なる配色で組み上がるようになっています。

デザインは小林和史先生によるものでこれまた不勉強な私は存じ上げませんでしたがご覧の通り「愛嬌に溢れていますが隙の無い」デザインです。

こういうのを一流の仕事と言うのでしょうかね〜うっとりしてしまいます。

合わせ目消しが必要な箇所は外装の内側部分に集中するのでパーティングラインを消してトップコート吹くだけでもかなりの出来映えになるかと思います。

巧みなパーツ構成で未塗装状態でも小気味好い配色を実現しています。

背面。
テールランプ?に相当する部分にクリアパーツを埋め込みますが当ブログでは塗装後嵌め込むつもりなので今回未装着。

決して超絶可動するわけでは無いのですがやたらと表情豊かです。意匠、設計共に並外れたデザインだからこそなせる技です。

モールドもシャープです。流石ハセガワ。
それにしても同社の模型を作るのは30年ぶりくらいですかね〜
子供の頃はタミヤのスケールモデルに始まり、小遣いの限りあれこれ色んな模型に手を出していましたが今ではすっかりガンプラメインになっていました。

目玉にもクリアパーツを嵌めるのですがこちらも塗装後に装着しようと思います。

目玉のクリアパーツは2個余剰が出ます。
小さいので紛失注意です。

ちょっとアクションポーズを取らせてみます。肘と膝、手首以外はPCによる可動となっております。

組立説明書にも書いているのですが膝は固定用のピンをカットすれば写真の通り可動化出来ます。

これは素晴らしいデザインですね〜
完全にデザインの勝利です。何の予備知識の無い私に三箱買わせるだけの魅力があるわけですから(笑)

当ブログでハセガワといえば工作ツールのイメージが強いです。
ということで同社のモデリングスクライバーを持たせてみました。

同スケールの子供が付属します。一箱に4体入っております。萌え萌えな造形にせずどこか昭和チックなリアル造形にしたところがスケールモデルとしてのプライドを感じます。
私は人間の着色及び造形がとくにかく苦手なのですが今回トライしてみようと思います。昭和の衣装などを調べてそれっぽい雰囲気が出せるよう頑張ってみたいと思います。

頭部は後部に回転するのでこんな感じで小僧が顔を出します。
やっぱり私には人間の塗装は難しそうです(笑)ブロンズ像っぽく単色塗りするかも知れません。

差替えでコクピットが展開した状態も再現出来ます。
腹部外装は差替え無しで可動します。

なかなかシュールです。
いま組立説明書を読みながら記事を書いているのですが、メカトロ中部という会社が作った「児童用メカトロボット」という設定なのだそうです。

コクピット内部。

立ったまま操縦するようです。
写真はピンボケしちゃいましたが床のモールドなども細密で流石ハセガワといった趣があります。

本キットは基本的に接着剤不要ということになっております(人間フィギュア除く)が肩と太腿、そして胴体のフレーム部分の合わせ目は接着した方が良いと思います。

たったこれだけのことで強度がグンとアップします。

フレームに関しては私はこの状態で合わせ目消し、洗浄、塗装を行なおうと思います。

手首の可動ポイントはすべてPS同士の接続ですが嵌合が調度良い塩梅で固過ぎず緩過ぎずなテンションです。
接続軸も極力太く短く設計されていてプラモを知り尽くした設計が施されております。お見事です。

頭頂部の蓋は差換えで展開状態にも出来ます。
ここは非常に繊細なパーツ構成なので破損注意です。

先ほども書きましたがたいして可動しないのに表情豊かです。

わいわいがやがや

ちょっとアングル変えてわいわいがやがや

大きさ比較。
RGガンダム、1/144モビルカプル、ビルドモデルのザク、スターウォーズコンバージのストームトルーパー。

さて次回予告は旧キットアッグです!

こうやって見るとアッグは案外大きいですね。
ということでハセガワ 1/35 メカトロウィーゴ パチ組みレビューでした。
なんの予備知識も無い人間をここまで惹き付けるパッケージ、メカデザイン、巧みなランナー構成で魅せるツインセット商法と全てにおいて「デザインの勝利」による消費活動の喚起に成功した類希なるプラモデルだと思います。
「CREATOR WORKS」というシリーズで商品化されました。ハードルが思いっ切り上がって大変かも知れませんが今後も魅力的な商品をリリースしてくれたら有難いなと思います。私にとって30数年ぶりのハセガワのキットということもあり楽しく制作していきたいと思います。ご期待ください。