HGUC234ザクを作っていきます。前回処理出来なかったパーツに着手します。
前回額にプラ板をぶっ刺した頭部ですが乾燥したので整形していきます。
ラインを崩さないようやすりがけしました。
良い感じになりました。
プラ板と額の間に微細な隙間が出来ていたので瞬着で埋め再度整形しました。
当ブログでザク系HGキットを作る際お馴染みの手口となっておりますが頭頂部ヘルメットパーツの嵌合調整を敢えてユルめにしておく事で完成後、ヘルメットを取り外してモノアイレールを動かせるようにしておきます。
本来キットにはモノアイレールを可動させるレバーがわりのピンが生えていますが、レバーを動かす際頭部を都度都度取り外さなければなりません。これは手間ですしタコの口のような形をしたダクト部分に負荷がかかって破損させてしまうリスクも孕みます。
これも当ブログお馴染みですがモノアイレールのレバー部分を根本からカットしておきます。
これにより頭頂部ヘルメットを取り外してモノアイ可動させる事で出来るようになります。
モノアイレールを360度回転出来るという事で完成後モノアイの消灯・点灯状態どちらも楽しめるようになります。
モノアイが点灯していない状態の再現というのは私にとって結構重要で劇中でも印象的なシーンが多いのです。
何故かオリジンHGザク系キットはモノアイレールが半円状の形を採用しており今回のような楽しみ方が出来ず、今回の HGUC234 ではモノアイレールがどのような形状を採用しているのか注視していたのですが円形で本当に良かったです。ここは HGUC ザクF2などに良い意味で先祖返りした感があって素晴らしいと思います。
顔つき自体はかなり精悍で非常にカッコ良いです。
ザクについては各人一家言あるかとは思いますが私は頭部がやや潰れ気味である方が立体映えすると思います。
そういう意味でも今回の HGUC234 は従来の HGUC 06Rの面長顔よりも非常に引き締まった良い顔をしています。
ちなみに当ブログでは HGUC 06R系キットを黒い三連星3機分、ジョニー・ライデン専用機とシン・マツナガ専用機それぞれ1体ずつ系5体完成させていますが、全て HGUC ザクF2の頭部に変えています。
従来、当ブログではザク系キットを作る際、ガラスパーツやクリアパーツ、更に金に余裕があればそれをパイプパーツで囲ったりしてディテールアップしてきたわですが今回の HGUC234 は今までのリアル?路線的なザクよりも劇中イメージを尊重しつつモダンなスタイリングと最新の可動機構などと共存させて行くことを標榜しているキットに見えますし私としてはその旨を体現した形に仕上げたいと思っております。
となるとあんまりギラギラしたガラスパーツやクリアパーツでカッコよく目玉を光らせるよりもピンク一色ベタ塗り塗装の方が今回の製作方針に合致しているのかな、と思いましてこの記事を書いている現在私としては塗装でモノアイを表現してみようかなと思っております。
付属のシールで表現するのも手っ取り早くて良かったんですが、位置合わせようにこの段階で貼ってしまったんですよね(笑)
あとモノアイレールを360度可動させる改修をした手前、シールでモノアイを表現すると(まず滅多に無いとは思いますが)可動時の捲れも懸念されますので塗装する事にします。随分長い事ザクのプラモをあれこれ作ってきましたが、モノアイを塗装で表現したことは一度もなかったのでこれを機にトライしてみたいと思います。
組立説明書を見ながらパーツ成形などをしているのですが、上腕の肘関節手間部分に挟み込み構造が採用されております。ここは後ハメ加工も不可能なので頑張ってマスキング塗装するしかなさそうです。
可動も大事ですけど、10年以上前に発売された HGUC ザクF2の方が圧倒的に後ハメ要らずっていうのもどうなんでしょうかね。しかも肘当て部分のパーツも挟み込む構造なのでちょっとややこしいです。
この構造故に念願のガワラ曲げが出来るようになるなるので一律に批判だけで済ませる事も出来ず痛し痒しな面もありますが。
あと肩も挟み込みなんですよね〜
見て見ぬ振りしてやろうかなんて思いましたがこの合わせ目は完成後かなり目立つのでそういうわけにもいかなそうです。
クドいのは承知で書きますが、10年以上前に出た HGUC ザクF2だとここはうまい具合にPCとプラパーツを使いこなして表現していましたが本キットはポリキャップレス構造故に挟み込みが多用されてしまいその弊害がモロに出た感があります。
売り文句的に「ポリキャップレス」は強力なセールストークになるのかも知れませんがもう少し柔軟な素材の使い分けがあっても良かったのではないかなと思います。
当ブログではHGオリジン版ザク系キットも14体以上完成させてきましたが、あちもらF2と比較するとめちゃくちゃ目立つモナカラインの出る合わせ目が多いんですよね。スパイクアーマーに取り付けが挟み込み構造だったりする謎采配もきになりました。その反面、造形と可動はRGを食ってしまうレベルに到達しておりこの辺は一長一短なのだろうかとしみじみ考えさせられます。
ただ、合わせ目消して塗装して必ず完成させる側としてはこの手のパーツ構成のような十歩進んで三歩後退したような場面に出くわすと作業が一瞬中断したりひと工程ふた工程増えてしまい、ついつい小言のようなものが出てしまいます。歳ですかね。という事で今回は以上です。