HGUC ドムトローペンをつくる。


ゲルググマリーネより手がかかりそうだったのでトローペンから改修していきます。


前回までの姿。
純然たるぱち組状態に手首をコトブキヤの「MB-33 丸指ハンド B」に置換しています。


組んだ際まず最初にきになったのが肩関節です。
ちょっと上がらな過ぎで実に「忍びん」可動域と言えます(苦笑)

別にこの時代のキットに超絶可動を求めるつもりは毛頭ないですが、


肩関節の可動域をわざわざ狭めるような構造になっているのは誠に謎です。

本来可動しそうな箇所にストッパーがあるようなものなのでこれでは取り付け軸側に負担がかかり軸が折れてしまうリスクさえあります。


という事で干渉部分をカットしました。後ほど切り口を綺麗に整えておこうと思います。


写真を見て右側が肩関節の可動範囲を広げたもの、左側(右腕)がキットそのままぱち組状態での可動範囲です。

この改修はデザインナイフ一本で出来ますし、カットした箇所は肩アーマーに常に隠れた状態になりますので多少見た目が汚いままでも完成後は見えません。そういった面からしても無塗装派の方やぱち組から一歩飛び出して自分なりにカスタマイズしてみようという方にもオススメ出来ます。


肩繋がりでついでに書きますが肩アーマーの接続部分がかなり目立つのでここは後ほどプラ板で塞いでおこうと思います。構造的に可動範囲に影響を及ぼす事はないと思います。


前腕パーツは肘のマルイチユニットを挟み込む箇所をC字状にカット。


該当箇所に色をつけてみました。赤い箇所がカット部分です。塗装後接着して肘のマルイチを取り付けます。


これで袖の合わせ目部分をタミヤセメントで接着出来ます。
簡単に後ハメ加工して塗装後組み付ける事が出来るように配慮されています。


お次は頭部を胴体に埋め込みました。埋め込み過ぎです。


上から見るとちょうど良かったりするので悩ましいところです。


写真に撮り忘れましたが頭部後方の兜の錣(後方に伸びる裾野状の)部分を削っていますので胴体に頭部が埋め込まれても可動範囲も充分確保されています。


腹部にタミヤ の5ミリプラ角棒で土台を作った後、BJを介して頭部を接続する仕組みとしました。


こんな感じでスカスカですが、位置等が確定したらもう少しガッチリした取り付け方法で仕上げます。


土台部分はただ接着しただけだと完成後殆どアクセス不可能なため、何かの弾みでポロリした時シャレにならんので1ミリ真鍮線を左右両脇に通し、


こんな感じで腹部パーツに貫通させてしっかり固定してしまいました。


頭部が埋もれてしまった分、煽りで撮影すると巨大感が強調されます。


埋まり具合は数日寝かせて適切な位置を決めたいと思います。その間他の作業を行えますし。

あとモノアイですかね、のっぺらぼうな造形だったのでモノアイスリット部分はくり抜きました。ただ、物凄く狭いエリアですので可動化する意味があったかというと我ながら疑問です。

立体感はアップしますのでまぁ良しとしましょうか。


折角造詣の良い平手を左右分使うのでラケーテンバズーカ、こんな感じで持たせてみたいですね。


筒の部分を掴んだように持たせたいものです。
これが出来たらガンプラ偏差値?一気にアップしそうです。


という事でモナカ部分張り合わせて久しいラケーテンバズに大穴を開けてやりました(笑)


予め計画していればこんな二度手間やらかさずに済んだのですがね、相当な年月プラモ作っていますが制作中に気づかされる事が未だにあります。ただ単に想像力が足りず無計画なだけとも言えますが。

左右両面それぞれ別の場所に穴をほがしました。


急遽平手左右分にネオジム磁石を打ち込みました。
HIQパーツの3ミリ径のものです。この磁石は無限に欲しいくらい私は多用します。


1/100 用の手首とは言え流石に磁石を埋め込むスペースはギリギリなので磁石設置後は手甲パーツがはまりませんでした。干渉部分をカットしたら問題なくピタリと治りました。


おおおお!


良い感じに持てました。


左右どちらも成功です。


手首の表情がアップしたこと、武器の持ち方に幅を持たせたこと、肩関節の可動範囲を拡大したこと、頭部の位置を変更したことでぱち組時の印象から大幅に自分好みのトローペン像に近づいてきました。


シュツルムファウストの柄にもネオジム磁石を仕込みました。


こちらは更に小さい1ミリ径の磁石を用いたので流石に保持力はお察しですが、写真のようなポーズは取れます。

手首は平手ではなく銃持ち手を使用します。


銃持ち手の内部には大きめのネオジム磁石を取り付けました。


モーターツールでゴリゴリ削ってなんとかギリギリスペースを確保。


先端のビット?を適切なものに替えたらこういう作業もっと円滑に行えるのかも知れませんが、手持ちのもので作業していたら片手だけで40分くらいかかってしまいました。もう片方は他の作業がある程度片付いて心に余裕が出来てからやろうと思います。


あとヒート剣も手を加えます。
キットのままだと懸架時と発熱時どちらか選択して塗装する形になってしまいますので、ここは刃を二種類用意して製作しようと思います。


刃をカットした柄の断面に3ミリ丸穴を開口。


そこにクリアランナーを嵌めてみたり、


3ミリプラ棒を嵌めてみたりしました。これでコンパチ化出来そうです。


ただ、思いの外ヒート剣重いんですよね。。。
その割に磁石を仕込むスペースがあまりないため保持力はかなり弱めです。一応保持はするんですけど安定性には欠けます。


1ミリ磁石を3箇所埋め込んだんですけどね。


3つの赤い点が埋め込みポイントです。武器持ち手側にも追加で1ミリ磁石を埋め込みましたが尺もあるためテコの原理が働いたりもしてかなり保持力は微妙です。。。


流石のネオジム磁石でもこのサイズとなると使用方法はかなり限られてきます。


優秀なアイテムですが、ヒート剣の保持に関してはもう少しこちらで工夫した方が良さそうです。


いっそのこと柄から自作した方が良いかも知れません。
柄を自作するならヒート剣2本スクラッチしてしまえばいちいち刃を付け替えるという完成後のポージングに関する手間も省けますので一石二鳥となります。

これから明日にかけて HGUC ドムトローペンとゲルググマリーネ2体の製作はお休みして他のキットを製作開始しますので少し冷静になってから今後の方針を固めたいと思います。という事で今回は以上です。

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