HGUC MS-14C / MS-14
ゲルググキャノン/量産型ゲルググ をつくる。


現在製作中の HGUC ゲルググキャノンとREVIVEガンダムMk-II共にゲート処理したり合わせ目消ししたりと特に記事にするような映える状況でもないので今回は少し趣向を変えてゲルググキャノンの配色についてあれこれ検討してみたいと思います。


まずはやっぱりこの写真ですかね。

鼻垂れ小僧の時この箱を見た私は「ただ者じゃないぞこのガンプラは」と察するものがありましたね。

1/144 ガンプラで横レイアウトの箱絵なんて私はそれまで見たことがなかったので。MSV 1/144 キットのゲルググキャノン以外全て縦レイアウトなので異例中の異例なのです。

このキットの後 1/144 で横レイアウトのガンプラを見るのは旧キットハイゴッグまで待たねばならなかったと思います。

横レイアウトの箱絵がスケールモデルみたいで当時の私にはカッコ良く見えたんですよ。今見てもカッコ良いですが。


ちょっと赤みのあるグレーって感じなんですかね。フナムシのグレーですかね。やっぱ良いすね。

太腿や上腕などは黒ザク等で使われていた白っぽい塗装。

これ実際塗装でカッコよく塗り分けるのは至難の技だと思いますね。一歩間違えると短パン履いたおじさんみたいになりそう(笑)

ですからもしこの赤みがかったグレーで塗るとすれば私なら全身この色で塗装するでしょうね。多分そうした方が模型的にはカッコよくまとまる筈です。


カラバリ。
左側は 1/60 版の箱絵に採用されているものですかね。


これですね。
こちらも開封し製作途中で止まったまま二年以上経っていると思いますので今年こそは完成させたいものです。


これはジョニーライデン機。
プレバンでキット化されており、当時私もつくりましたね。

当時の完成報告はこちらです。

自分好みにカラースキームを変更していますが HGUC ゲルググって素組みでかなりカッコ良いんですよね。

個人的にゲルググは写真のように縦方向につぶれて横方向に伸びた顔付きをしているものが好みですね。どこかふてぶてしい強そうな良い顔してます。


で色んな配色のゲルググを観察した後でキットの箱絵を見返すと、これがまた素晴らしいんですよね。なんならこれがいちばん違和感なくまとまってて良くない?

まだパーツ洗浄も乾燥もどころかゲート処理やパーティングライン処理自体完了していないのでカラースキームについて悩む時間はまだまだあるのでギリギリまで悩み抜きたいと思います。

もうちょっとこのキット自体が入手しやすかったら気になる配色で何体もバンバン作れば良いのですが如何せん超人気キットですからね。

確かコロナ禍前から割と再販瞬殺みたいな印象があった人気キットであると記憶しています。価格と内容のバランスが驚異的なんですよね。モデラー側から見たらお得過ぎるキットなので見つけたら取り敢えず買っといて損はないというか。


話は冒頭の「MSV ザ・ファースト」に戻りますがこの本かなり面白いんですよ。

ゲルググと Me262 の共通点など実機好きにはたまらない小話などもあちこちに盛り込まれていて飛行機モデラーの方も楽しめるところがあるかと思います。

やっぱり自分の好きな機体が登場するとゾクっとしますね。あぁ確かにシュバルベはゲルググに重なるところあるな、とハッとさせられるわけです。

ガンプラブームを築いたレジェンド達はスケモも当然のように嗜んでいたわけで、スケールモデルをやるということは大なり小なり資料読みを行なっていたわけで要するに歴史から学んでいるわけですよね。


キマイラ隊の元ネタがドイツ空軍のエースパイロット部隊だったとかについても書かれていて史実を基にフィクションの世界観を肉厚で説得力あるものとして補強していくという知的なアプローチを駆使していた事が当時のガンプラ文化を担っていた偉人達から学べます。

アニメや漫画は偉大な文化だと思いますが、それらが好きならアニメや漫画以外の表現や歴史から学ぶと更に自分の好きなものへの理解が深まったりより多角的な視点で己の好きなものの見え方がまた変わってきたり、全く異なる価値観を持った人たちの視点を知ることが出来たりするのではないでしょうか。

もちろん私ごときに言われるまでもなく既にそうしとるわという方も大勢いらっしゃるとは思いますが「新しいものを生み出す」行為って基本的に「過去から徹底的に学ぶ」行為とセットだと思うんですよ。

J-POPやジャズやプログレで成功したミュージシャンにもクラシックのバックグラウンドがバリバリにある人っていますよね。特にプログレやジャズはガッチガチに音楽理論叩き込まれた上で今までにない自由なものを生み出してきましたよね。それと同じだと思います。

少々脱線しましたが本書は数年前いただいたものです。
いただいたものの値段を書くのは気が引けますが定価1,800円です。値段以上の価値がある本だと私は思います。

ということでとても良い本なので今回Amazonの広告を貼ってはみたものの、現在とんでもない高値になっております。どうしても今すぐ欲しいという方向けの金額ですね。

ですから書店や古書店で定価或いは定価以下で手に入るという場合は断然そちらをオススメ致します。という事で今回は以上です。

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