ハイミロンを使って黒背景に再挑戦する。


当ブログでは長年黒背景の表現にあれこれ試行錯誤してきたんですが今ひとつパッとしなかったり紙製の背景だとすぐにダメージが出来て使い物にならなくなったりしていたためここ数年間黒背景を諦めておりました。

しかしながら被写体によっては黒バックが欲しいというシチュエーションに度々遭遇するわけでして何度も通常使っている背景をバックに撮影してきました。

暖色系の背景に暖色系の被写体を配置し撮影すればその写真は非常にしまりのない、模型として魅力に掛けた写真となります。

この現象の何が問題かと言えば実物の魅力を撮影時に大幅に取り零すという事に他ならず、長年における撮影時の私の妥協のせいで実際よりも見劣りする写真を大量に投稿してきた経緯があります。特に白い部分が多い被写体がその被害にあってきました。

という事で今回ハイミロンという生地を購入し黒背景に再挑戦しようというわけです。特に完成報告時に可能な限り被写体の魅力を伝える事が出来る正確な写真のアップロードを目的としております。

生地を購入してきてから早速自作の撮影ブースに設置して色々撮影しながら実験してみました。


まずはやっぱり白い被写体で試したかったのでストーム・トルーパーを引っ張り出してきました。

バンダイ1/12スケールのプラモで本体は完全なる無塗装状態、要するにぱち組みです。ご覧の通りこの写真はいつもの背景です。


ハイミロンを背景に設置して撮影してみました!
もう最高ですよ。この写真が欲しかったんですよ。
ブログ開設して8年目にしてようやく辿り着きました(苦笑)


いつもの背景でも良い感じですが、やっぱり白い被写体はやや埋もれがちです。


ハイミロン!
まさにこの世の光を全て吸収するかのような黒さ。


実は撮影当初は勝手がつかめずいつもの背景時と同じ露出で撮影したんですが後光が溢れ出てくる神々しい写真になってしまいましたwww

カメラや写真や家電に詳しい方にとっては当たり前の知識なのかも知れませんが、私は撮影に関してまったくのど素人なので写真でいつも問題が起きます。兎に角こういう時はしっかり絞る必要があるようです。


但し絞り過ぎると黒いパーツは当然背景と同化してしまいます。


今回は無反射状態の黒背景を撮影する事が目的なのでそのまま撮りまくりましたが、完成報告記事用の写真等では撮影時にしぼりを都度調整していく必要があるのかも知れません。


撮影用に借りたままの公衆電話。
これ本当に素晴らしい出来なんですよ。ちょっと私が製作しているプラモとは絡ませ難いですがFA:Gやらあの手の美少女可動プラモや完成品可動フィギュア等を嗜まれている方には相当使えるアイテムなんじゃないでしょうか。


他にも色々撮影してみました。
HGUC シナンジュ。


これはwwwww
所謂ロボットアニメ的な真っ赤な機体の場合あまりにも背景が漆黒過ぎると合成写真のように見えます(笑) これはこれで凄いですが。


あまりにも黒過ぎるんで不自然に見えます。まあケースバイケースってことでしょうかね。露出を増やせば良い塩梅の写真になりそうです。

あと発色が非常に正確なように思えます。これはハイミロンを用いた黒背景のおかげかも知れません。


仕事場のパソコン机の上に置いている完成品をあれこれ撮影ブースに移動させてきました。


ほんと感動しっぱなしです。
素晴らしい。


He177は機体下部が黒なんですけど、やっぱり背景に溶け込んでみえます。

一見それじゃまずい気がするんですが夜間爆撃中をイメージさせる写真を撮りたい時はこれくらい露出を絞り込んで撮影すれば雰囲気が出せるという事になります。


あとメタリック塗装系の被写体がどうなるかも気になりましたんでたまごひこーき MiG-15 も引っ張り出してきました。


おおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
カッコ良過ぎます。かなり現物に近いギラつき感を捉える事が出来ました。


現物のギラリとした質感をようやく写真で表現出来るようになりました。

腕利きモデラーの方々にとっては既知のノウハウなのかも知れませんが私的には途方もなく大きな一歩を踏み出せた気がします。


で、黒い被写体はどうなるんでしょうかね。
黒かつ光沢仕上げのたまごひこーきブラックバードで試してみます。

徹夜明けにコンパウンドで磨いたので折角のデカールがあちこちハゲ散らかしていますが。


以外にこれはこれで使い道ありそうな写真が撮れました。


撮影時全く期待してなかったんですが色々応用出来そうな気がします。


お次は我が家の家宝 1/72 ブラックバード。


うーんwwwww悪い意味で被写体が浮いてしまいました。
これもシナンジュ同様露出を調整して使いこなしたいところです。


裏面でも実験してみましょうか。


こんな感じになりました。
殆ど標本状態で撮れます。余計なものが一切映り込みません。

被写体が大きいほど威力が発揮される傾向があるようです。


ドイツレベル 1/72 ホルテン Go229。


こちらもいただきもののキットで昨年製作したのもです。


通常の背景も良いですが、製作したものにフォーカスさせるといういう意味ではハイミロン黒をを背景に敷いた方が明確になります。


イタレリ 1/72 ブルムベアなんか効果覿面です。


こちらの画像の方が現物に近いです。


サンドイエロー系の製作物は常に撮影時、現物よりワンランク迫力がダウンしていたのですが、


ハイミロンを背景に使うと現物の迫力がかなり正確に撮影出来ています。


HGUC ボール。


良いですね〜


久しぶりに重機カラーのティエレンを引っ張り出してきました。


こちらはアタックホビーの箱絵みたいな感じに(笑)


閲覧環境にもよるのでしょうが私的にはかなり現物に近い発色を実現出来ていると思います。


白い機体には効果覿面です。


被写体に完全にフォーカスした写真が撮れます。


模型ではないですがいただきもののビスマスの結晶をハイミロン背景で撮影してみました。


もう図鑑に掲載されるレベルの写真が撮れます。


いやあBMCタガネ、 Rボコ2 、ウェザリングペンシルと革命的な道具を手に入れてきましたがハイミロンもそれらに匹敵する革命的な存在になりそうです。


タミヤ 1/35 ヘッツァーに付属するフィギュアも概ね塗装完了しました。


ヘッツァー本体は chipping fluid で塗装ハゲ加工を行いまして、 AK-Interactive ウェザリングペンシルで追加で描き込みました。その上からVallejoのモデルウォッシュでフィルタリングする予定です。次回投稿はこの話になりそうです。という事で今回は以上です。

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