7mm径で抜いた透明プラ板で塗装出来た箇所以外はこんな感じで逆に7mm径の円形に切り抜いたマスキングテープを貼っていきます。ここの最初に吹いたサンドイエローを吹き付けるわけです。
こんな感じになりました。
手間がかかる事には変わりませんが長年漠然と塗ってきたディスク迷彩が個人的には手法としてかなり明確化されましたんで再現性の高い塗装法として体得しつつ?あります。
あと何両かこなしたらかなり上手くなるような気がする!!!(自画自賛ですが…)
しかし残念ながら事故が起きてしまいました。
マスキングテープを剥がしたら chipping fluid 層どころかオキサイドレッドのサフごと剥がれた箇所が出てしまいました。しかも前面に!どうすんだこれ笑
はいダメージ加工してごまかしました〜(悪)
伊達に35〜36年模型やってたわけじゃないんでねwww
最初 chipping fluid の定着が悪かったんじゃないかと疑ったんですがサフ毎持ってかれてますんで洗浄が足りなかったかサフ吹き時に何らかの形で油分が付いてしまったのではないかと思います。つまり論理的に考えて私の手落ちという事でキットも塗料も悪くないという事です。
お次はこれを再現します。
ディスク塗装の隙間にサンドイエローが犬が加える骨のような形状で描かれています。
「木漏れ日」ですね。印象的です。
なんせ昔はこの迷彩柄の事を昔は「木漏れ日迷彩」なんて呼んでたくらいですから。
先程のディスク迷彩ラングはこの本に掲載されています。
私は製作時にあれこれ参考にするために購入しましたが、美しいイラストと当時の写真と豊富な情報が記述された文章伴わせて大戦時の状況を知る手がかりとしての読み物としても大変秀逸な一冊です。
さて私なりにこの木漏れ日部分をどう表現するか思案したんですが先日ご紹介したこの丸シールを使います。
小学生や幼稚園児だった頃よく見たアレです。
五枚使って作ってみました。
理想としては漫画などで犬が咥えている骨の形にしたいのですが五枚では足りませんでした。
で、六枚使ってこんな感じに。
本来の用途のためか粘着力は弱めでパラパラ剥がれるのでこのように裏面にも貼っておきます。
実際はこの径だと大きすぎたため別にストックしていたより小径の円形シールを使いました。これもダイソーなどで買えます。
ダメ元でトライしたらこんな感じ!!!
めちゃくちゃ良い感じです。これを表現したかったんですよ。なんでもっと早くこの方法を思いつかなかったのか何年も前からこのシールが仕事場に置いてあったのに(笑)
ちょっと感動しちゃって暫く見入ってしまいましたwwwwwwwww
ここからはもう調子に乗ってパンパンパーンと吹きまくりました。
面積も小さいのでやや砂吹き気味に吹くといちいち乾燥を待たずテンポ良く塗れます。
今回台座もゴージャスにちょっと良いモクを使います。
付属のフィギュアは先週の時点でこんな感じに塗装しています。
基本私はラッカー系で可能な限りエアブラシで吹いた後、面相筆で部分塗装しています。
最近は AK-Interactive ウェザリングペンシルなんかも手に入れちゃったもんですからそこからウェザリングペンシルで色を描き足します。
ここから先は一旦マットコートしてそこまでの作業を保存した後Vallejoのモデルウォッシュで色を染み込ませた後ハイライトや描き足りなかった箇所のリタッチなどを行う予定です。 あとこのままだと顔面蒼白で元気が無いんで血色をよくしないといけませんね。
フィギュアはエネルギーを消耗するので基本塗装あたりくらいまでは本体よりも先に手を出すようにしています。
本体完成後にやるとフィギュアにまわすエネルギーが切れている事がままあるので先手必勝が大事です。ガンプラで言ったら武器から先に仕留めておくみたいな感じです。
モクも好みの色に塗りました。
木材塗装も長年のトライアンドエラーの積み重ねで最近はスピードと発色を両立しつつ木目の魅力も最大限活かして仕上げる事が出来るようになってきました。
フィギュアは昔の私なら台座に真鍮線で固定して片付けたところですが今回は違います。
台座とフィギュアの足裏にネオジム磁石を仕込んで着脱式にしました。
これで完成報告時フィギュア単体で写真撮影したい時も台座から簡単に取り外して撮影出来ます。
しかも左右両足に1mm径の円柱ネオジム磁石を仕込んでいるため台座に立たせるポジションを微妙に変更出来ます。
両足の間隔は1cmにも満たない地味な話ですが、これだけ短距離でも立ち位置が変わるとかなり全体の見え方の印象が変わります。
走行転輪、スプロケットホイール、アイドラーホイールも塗装済みです。
転輪のゴム部分は一通り塗装が終わった後、内側をマスクして黒サフを吹き付けてゴムを表現しました。
モデラー毎、状況毎に色々やり方があるのでしょうがロコ状態でもない限り私はこの方法で塗り分けます。正確で美しい塗り分けができます。
足回りも chipping fluid を吹いているのでダメージ表現やら汚れやらを描くわけですが土台は可能な限り美しい方が化粧が映えます。
まAFV苦手な私が言っても説得力に欠けますが(笑)という事で今回は以上です。