随分久しぶりにスケモに帰ってきました。
それにしても箱が美しいです。
想像力を刺激し製作意欲を掻き立てる箱絵自体ももちろん素晴らしいのですが白抜きされた「wave」ロゴは主張を抑え箱絵に溶け込みながらも存在感があります。
箱絵を断ち落とさずに敢えて白枠を設ける事で商品名やスケール等基本情報をしっかり読ませることに成功させています。
私はヨドバシドットコムの予約、すなわち通販で自宅直通で入手しましたが、この白枠は商品を店頭の棚に陳列した際にも境界線として機能し、同じ箱が並んだ時も別の商品の隣に並んだ時にも視覚的にメリハリを与えてその存在を消費者に知覚させる効果を齎す筈です。
突拍子のない飛び道具的な書体や色使いや図形は一切登場せずシンプルながらもプラモのボックスアートとして必要な情報が美しく整理されています。
商業デザインと芸術の融合が成功したお手本のような仕事ぶりだと思います。本商品のアートディレクターは一流だと思います。
青バンダイに変わる前後くらいから当ブログで書き続けてきましたが、そろそろガンプラ HGUC あたりもこの水準のボックスアート見てみたいと思いませんか?私はこういう方向性のガンプラのボックスアートが見たいですし欲しいです。
ウェーブ社から発売された 1/35 フタバスズキリュウ です。
昨年の秋頃ヨドバシドットコムで予約しておったのです。
こういう生物系のプラモずっと欲しかったので感謝しています。近年あまりないですから。
1/35 というスケール選択も素晴らしいですね。
完成後いろいろ絡めやすいので表現の幅はかなり広がるのではないでしょうか。
頭部と首は二種類ずつ入っており合計四通りの表現が可能です。塗装や継ぎ目を消す場合はいずれかを選ぶ形になります。
箱を開けるとこんな感じ。
すっきりしています。
去年から殆どガンプラばっかり作ってきましたからこのパーツ数にはホッとさせられます笑
数えてみたらパーツ数なんと18!
サイコーです。
しかも選択式の部品がありますから実質もっと少ない計算になります。
組立説明書は一部カラー。
部品が少ないのでページ数は少ないですがそれでもしっかりと中綴じされています。
まめ知識もちょいちょい載っており勉強になります。
首と頭部は選択式。
本キット唯一の弱点はアンダーゲートです。
まあ数は少ないので特に問題は起きないのかもしれませんが合わせ目にゲートが来るくらいなら外側にゲートを配置してくれた方が私はやり易いですがね。
ハセガワのリガードのアンダーゲート乱発と比べたらかわいいものですが。
で、こんな感じでどうせ合わせ目処理しなきゃならなくなりますからね。アンダーゲート化なんて無駄なんですよ。このキットに限らず。
合わせ目が出ないキットなら話は別でメッキバージョン等を出す時アンダーゲートが威力を発揮するのでしょうが大抵のプラモでは不要だと思います。
せっかくパーツ精度が高いのにアンダーゲートの処理が未熟なモデラーが躓いてしまったら潜在的な未来のモデラーを失う事にもなりかねませんし。
表皮の造形を極力見せたいという気持ちもわからんでもないですがどうせモナカライン丸出しなんでやすりがけされますから。
やる子はそこから溶きパテやらセメントで柔くして整形にトライしたりするのでアンダーゲートを使用する必要はなかったと私は思いますね。
それでもあっという間に組み上がりました。
とても素晴らしいプラモです。
艶かしいフォルム。
パーツ精度は極めて高く足の付け根など合わせ目の存在を忘れてしまうほどの嵌合を見せます。その上着脱もし易いのです。もうウェーブ社もこのレベルに到達されてるんですよね。
口の開いた頭部つけてみました。
結構おっかない顔してるんですよ。どちらも素晴らしい造形です。
首と頭部。
首も差し替えてみました。
先ほどの穏やかなシルエットから攻撃的な体勢にさまがわり。
この状態も良いですね〜
どの状態で製作するか悩みます。
ここのところガンプラばかり作っていましたので大量のパーツ群と格闘し続ける日々だったのですがパーツ数実質僅か15ほどプラモをやると良いリフレッシュになりそうです。
我が家のベンチマーク HGUC ザクF2と大きさ比較。
合わせ目をセメント溶着させますので乾燥時間に数日かけますがテキパキ作って今月の早い段階で完成報告するつもりです。という事で今回は以上です。