前回の投稿の時点でほとんど完成していたのですが、細かい調整や小道具の自作と台座制作がまだ終わっておりませんでしたのでハイゴッグのパーツ乾燥の隙をついて手を動かしました。
本体自体はこんな調子で仕上がっております。
銀塗装ものの常ですが水転写デカールを貼った上からトップコートを吹くか否か決心が付かず、
この段階ではまだキャノピーのマスクは剥がしていません。
昨年制作したSR-71 や一昨年制作したたまごひこーき MiG-15 などはトップコートレスで仕上げ、今も手元に残していますがデカールが剥がれたり割れたりするような事はありませんので、銀塗装の場合発色が変わってしまうリスクを抱えてまでトップコートに拘る必要はないかもしれません。
但しガンプラのような可動系で完成後グリグリ動かしてポーズを変更するような場合は私は迷わずトップコートを吹き付けますがね。その辺りは塗料やキットの特性を留意した上でケースバイケースの判断が必要かと思います。
前回の投稿でお話した通りキット付属のパイロットはそのまま座席に乗せても今ひとつフィットしないどころかキャノピーが閉まらなくなるという造りとなっておりますので調整が必要です。
単座は比較的調整が楽で、パイロットフィギュアのお尻と太腿を削って深く座れるように修正。あとキットのままだと左腕がコックピットに干渉し、これがまたキャノピーを浮かせてしまう一因となっておりますので熱して左腕を任意の角度に曲げて収まるようにしました。
複座はどうにもならないほど窮屈だったので下半身を丸々カット。左腕も曲げるなりカットしたりしてなんとか収まりました。
あと透明プラ板を使って HUD を自作しました。近代化改修ということで。
まさに今しがた行った作業なのでエポキシ系接着剤が固まっていませんが、乾燥後糊代の部分は黒く塗って馴染ませます。
HUD の画面部分にはHIQパーツ社のオーロラグリーンを貼り付けておきましたので角度によって色が変わって見えます。
台座は和泉化成株式會社の立方体の透明樹脂ケースに石膏を充填しています。これもまあ先ほどようやく重い腰を上げてやったんですがね、
この樹脂ケースの素晴らしい点は天板があるという点です。この写真では透明なのでわかりにくいですがこれがあるのとないのとではプラモの台座としての使い勝手が天と地ほどの差が出ますのでまことに助かっています。
二機セットのプラモを飾るための台座なので支柱ソケットは二箇所設けました。他のキット制作の合間に少しずつやっていますが月内完成はほぼ確実だと思います。という事で今回は以上です。