非常に長大な機体なのでA3カッターマットが小さく見えます。
主翼の筋彫りはしっかりしたものだったのですが、白を発色させるために塗り重ねていくうちにモールドが埋まってしまったので乾燥後彫り直していたのですが、何箇所か脱線させてしまい耐水ペーパーで補修しました。
となると当然ながらせっかく塗った塗面もこのようにプラの地が出てきてしまいます。塗り直してです。
パネルラインとは異なる箇所に刃が入ってしまうと非常に目立ちます。
この手のスジ彫り系作業は力んだり焦ったり他の事を考えたりしたらすぐにこのようなミスを起こしてしまいますので慎重に力まず刃を入れる必要があります。
めんどくさいですが脱線させた箇所はこのように耐水ペーパーで磨いて補修しました。
前回は黒サフの上に白を発色させようとして結果的に厚塗りになってしまったので補修部分には白サフを吹きました。
一度で純白にはなりませんので薄吹きを複数回重ねて白い下地を地道に作っていきましょう。
だいぶ乗ってきました。
胴体はこのような感じで何枚かパネル単位で塗り分けて単調な仕上がりになる事をさけようと努めてみました。
側面から見るとその成果を感じる事が出来ますが、
上から見ると結構大味です。
あんまり出鱈目に塗り分けるのも限界がありますので、胴体に関してここから先はウェザリングでなんとかしたいと思います。
主翼は白サフの上にクレオス311番「グレーFS36622」を吹いています。
主翼の色味はこの写真が近いです。
胴体と主翼は完成後も着脱出来るようにしました。
ここは宿願だったので何とかなってほんと良かったです。
主翼は垂れないように強気な角度をキープしました。
折角単調にならないようあちこち塗り分けたのにその巨体故、引きのアングルが多く、どうにも単調に見えます。
見せ方をあれこれ工夫しないと撮影が難しそうです。
翼幅82cmオーバー。
撮影も大変ですし、完成後どう飾るのかなど場所と持ち主を選ぶキットです。
キット自体はシンプルで作り易いですが、規格外のデカさなのでどこにどうおくか、巨体故に撮影時ディテールが全て遠くに行ってしまうので、引きで撮っても見落とししないよう塗装やウェザリングをどう引き締めていくかなど独特の難しさがあります。という事で今回は以上です。