とうとうこの日がきました。
ジャムル・フィンを作っていきます。
数多くのガンプラ箱絵がこの世に送り出されましたが、本キットの箱絵は今見ても全く色褪せることのない珠玉の名作です。
八十年台的なカラフルさと宇宙空間の冷たさ、ディテールびっしりながら清潔感漂う独特な画風、無慈悲な戦場の緊張感、そして躍動感が共存した屈指の名画だと思います。同シリーズではドライセンの箱絵も素晴らしかった記憶があります。
当ブログ初登場となりますが、大昔組んだ事があります。小学生の時と中学生の時たしか二回くらいあると思います。「ZZ」未視聴というか確か第一話で切った私ですが、登場メカのデザインには惹かれるものが多く、私にとって「ZZ」の情報源は模型店で見るガンプラの箱が全てでした。主役機ダブルゼータガンダムとガルスJとガ・ゾウム以外ほぼ全部作ったと思います。個人的にはガ・ゾウムこそ HGUC すべきだと思いますがそろそろ出ませんかね。
ガザDとか今のレベルで見てもそのままイケるんじゃないかというくらい出来が良かった記憶があります。
このキットを買ったのは随分前の話でして、過去の写真をまさぐってみますと、2016年9月に再販にヨドバシカメラで購入したようです。ですからちょうど5年前ですか。
上の写真ではジャムル・フィンの箱はふたつしかありませんが三箱購入しています。ちなみに上の写真にある旧キットディジェもふたつ購入。当時まさかガルバルディやディジェが HGUC でしかも究極の完成度で出るとは思いませんでした。
定価700円で当時のヨドバシ価格は税込643円という超破格値で購入。
2021年9月8日現在このキットもAmazonなどで2800円台というとんでもない値付けがされていましたのでジャムル・フィンのアフィリエイト広告は敢えて掲載していません。定価の4倍なんてイカれてます。
ガンプラは原則としていつか必ず再販されますから、とんでもない値段で購入する事を私はおすすめしません。
購入当時の思い出話に戻りますた、当時入荷情報に疎い私ながら Twitter だか掲示板だかまとめサイトだかで再販される旨の情報を知り、この時期は毎日のように入荷していないかチェックしていた記憶が蘇ります。
ガズアルガズエルとジャムル・フィンはどうしても欲しかったので入手出来て良かったです。
ちなみにガズアルガズエルは HGUC ガルバルディとミキシングして成仏していただきました。
一部のパーツは五年前の時点で接着や肉抜き穴埋めしたりしていましたが、こうして全体像が見える状態に仮組みしたのは今日が初めてです。
形状は完璧なんですが、完全変形ギミック(手首のみ要着脱)とプロポーションと可動の両立を実現することと引き換えになったかのようにえぐい挟み込み構造のオンパレードとなっておりかなりモデラー泣かせな内容でもあります。
しんどい製作記となるのは容易に想像がつきますが、プロポーションはうっとりするほど美しいのです。
手首パーツは製作の都合上今回取り付けていませんが、そちらも造形は完璧です。
合わせ目消しどうしましょうかね。。。
戦闘機でいうところのエアインテーク内側ど真ん中にかなりエグいモナカラインが出ます。赤線を引きました。ここにあるということは上部にもあります。
この界隈だけでこんだけ合わせ目が出ます。どれも目立ち過ぎますので消さないわけにもいきません。
ただ合わせ目が多いだけなら地道に作業するまでですが、結構入り組んだ箇所にも容赦無くモナカラインが入っていたりするのが頭の痛いところです。
当ブログはガンプラに限らず、古今東西ありとあらゆるプラモを作っていますが、それらと比べてバンダイは結構エグい場所に合わせ目を持ってくる時がありますし今回がまさにそれに該当します。
膝などもしっかり逆関節、鳥足的な角度を付ける事が出来ます。本当に素晴らしいです。
但し下半身も合わせ目まみれ挟み込みまみれですのである程度腕に覚えのある方向けのキットだと言えます。
結構ごちゃごちゃした見た目という印象を持っていましたが、後方から見るとヌルッとしたフォルム。
真ん中のカウル等はどこかハンブラビを彷彿とさせる意匠。
なんてカッコ良いメカなんだ。
手間はそれなりにかかりそうなので年内完成すりゃ御の字かなくらいのペースでじっくりやっていこうと思います。
標準的な体型の同スケールMSと大きさ比較。
モビルアーマーでありながらかなりの小型化に成功した機体であるようです。
可動等を近代化したり多少のディテールアップ等の改修も行いますが、それ以前にプラモの基本工作力やマスキング塗装の技量等を問われるキットだと思います。
こういうキットはモデラーを鍛えてくれるので胸を借りるつもりで取り組みたいと思います。という事で今回は以上です。