F-35B の製作記はこれで10回目となり結構な労力を使っておりますが、完成までまだ先になりそうです。
作りやすいキットなのでしょうが、如何せん現用機となると情報量も多くその分どうしても手間がかかってしまいます。
1月下旬に開封した造形村の 1/48 F-4EJ改 などはいまだにコックピットさえ完成させきれていない私の力量ではどうしても時間がかかってしまいます。
ということでまずは台座の塗装ですが前回塗った後今度は橙黄色を吹きました。
そして白で塗った箇所同様橙黄色で表現したい箇所をマスクしてグレーを吹き付け。メカサフのウルトラヘビーを使いましたが、濃過ぎたようです。
もう少し明るいグレーにしたかったので、長年調色して秘伝のタレ化しつつある自作グレーを吹き付け。ガンプラから航空機まで幅広く使っています。もう何を使って作った色なのかさえわかりませんが。
マスクを剥がすとこんな感じ。
正直滑走路に関する知識はゼロなのでお詳しい方からお叱りを受けるレベルだとは思いますが、これをウェザリングして使用したいと思います。
後脚をこの段階で取り付けてしまったので折角塗り分けたのに収納部共々グレーを被ってしまったため、再度ベースホワイトを塗るためマスク。
ちょっと複雑な形状の機体になると私の知能ではなかなか合理的な段取りを組めませんのでどうしても二度手間三度手間の箇所が出てしまいます。
使用するのはクレオスのベースホワイト。
あとコックピット周辺も二度手間塗装のせいで明るいグレーがかなり付着してしまったので再塗装するためマスク。
良い感じなんじゃないでしょうかね。
いよいよ水転写デカール貼りに入るわけですが、この量を見ると気が重くなります。かと言ってこれを全部塗装するとなるとそれはそれで地獄となることは数年前のハセガワ版 F-35A を作った時に思い知らされているわけで誠に痛し痒しといったところです。
今回はまず機体下部と別パーツ化されている尾翼類等の水転写デカールを貼って一旦完全乾燥させた後、トップコートを吹いてしまいます。
これは貼る量が多いだけでなく、面積も大きいため、機体上部の水転写デカール貼りを行う際に指が触れて機体下部のデカールを傷めたり剥がれたりしてしまう事故を回避させるためです。
あと機体上部はもう少し塗装で表現したい事があり時間の許す限り自分の理想に近づけて仕上げたいと思います。この機体は報道で度々姿を拝む事が出来ますからね。見る角度や天候でかなり印象が異なって見えます。
本キット、本体はイタレリ製ですが水転写デカールはタミヤ製で印刷品質はかなり高く、13番や14番等は余白が殆ど出ない箇所さえあり印刷だけでなく非常にシャープなニス引きが施されています。
とは言ってもパーツの外縁からデカールの余白が飛び出してしまう箇所がどうしても発生してしまうので、場所によっては台紙にある段階で余白をギリギリまでカットするなどの作業をじっくり行っておいた方が良いかも知れません。
ということで今回は以上です。