本当は今日完成報告がしたかったのですが、力及ばず台座の塗装に作業時間の大半を費やしてしまいました。
前回の続きで黒サフを吹き板のパターンを彫り足しました。
スジ彫りに刃が脱線して至る所にダメージが入りましたが、もうこの制作に割ける時間もないですし補修せずに塗装スキルで上手いこと揉み消してやろうと思います。
木目塗装を行うにあたりまずは明るめのイエロー系塗料を吹いておきます。
私はクレオス318番レドームを使いました。
木目模様はクレオスの赤褐色と茶色を使いました。
レドームも茶色も赤褐色もたまたま私の塗料在庫にあった中から選んだというだけですのでお好みの塗料を使って問題ないと思いますよ。
まずは天板一面にマスキングテープを貼ります。
板単位でランダムにカット。
そこに造形村のエッチング製木目マスキングプレートを当てます。
エアブラシで塗装。
まずは茶色を吹いてみましたがどうなったでしょう。
…………….
なかなか上手くいきません。
かなりタイトにマスキングプレートを当てる事が出来た箇所はそれなりに模様が塗装できています。
これと同様の手法で木目塗装を開始しあまり上手くいかずに手が止まっている 1/72 ホルテン製作時にこうなる事は学んでいたのでこの段階ではあまり気を落とさずに次に進むことにします。
同じ要領で今度は別の板を何枚か選びそれ以外の箇所をしっかりマスク。
今度は赤褐色で木目塗装してみました。私が期待していたよりかなり濃い色で着色されてしまいましたが、まぁ良しとしておきましょうか。
写真を並べて文章を添えていくのは簡単ですが、実際の作業は結構地道でこの辺で正直疲れてたというか飽きてきました。
ちょっと変化をつけようと思い、こちらの板は下地の色を変えました。クレオスのサンディブラウンだったと思います。これも特に拘りは無く、手持ちの塗料で合いそうなものを選んだだけです。
こんな感じで下地を変更しました。
おっと、マスキングのミスがありました。
またマスクし直すとかなり面倒ですし、既にそれなりの手間を掛けて疲れつつあった事もありここは今後の塗装表現でなんとか乗り越えてみせようということにしました。この段階では放置するというわけです。
塗装前の写真が出てきたので見直してみると件の場所は確かにマスキングテープをカットし忘れていました。誠に無念です。
そんな事丸無視で黙々と再度マスク&再度木目塗装。
こんな調子です。
流石に平面主体なのでマスキングプレートをギチギチに密着させれば上手く塗れそうであるという事が分かってきました。
一通り木目マスク塗装が完了しました。
但し先述の通り、マスクが上手くいかずにプレートが浮いて木目模様がボヤけてしまっている箇所もかなり目立ち非常に不自然です。
という事で当ブログお馴染みの AK-Interactive ウェザリングペンシルを引っ張り出してきました。
この模型用色鉛筆で木目模様が擦れたり消えてしまっている箇所を描き足すわけです。そして描き足せました。
これで木目塗装自体は終わったわけですが、このままだと色味がとっ散らかって悪い意味で生々しいのでクリアーオレンジをグラデーション塗装して統一感を出します。
今回私はフィニッシャーズのものを使用しましたがガイアノーツのクリアーオレンジでも大丈夫です。
統一感出ました。
飛行甲板を作るつもりで何時間もせっせと塗装してみましたが、どう見ても私がクソガキだった頃通っていた小学校の床に見えて仕方ありません。ですがウッディな感触が出せたという事でまぁ良しとしましょう。
スジ彫りミスや下地塗装の失敗も今や気にならないどころか木目のリアルさを引き立ててさえいます、とまで書いたら自画自賛が過ぎますかね。ここから完成に向けてスミ入れ等も行うので更に引き締まると思います。
コルセア本体の仕上げもそろそろ完了しますので明日には完成報告出来る筈です。という事で今回は以上です。