大晦日なんで2020年を総括でもしてみましょうか、今年は66体完成させる事が出来ました。
本稿の流れとしてはまず一気に今年作ったプラモの画像を各一枚ずつコメントなしで振り返ります。
その画像にはリンクが貼ってありその完成報告ページが新規ページで開きます。
次のセクションでは文章による総括ですね、私如きがいっちょまえに与太話を宣うコーナーです。これは手短に済ませたいものです。
その次はプラモ以外の話題、特に今年はツール面で製作環境が大幅に改善されたためその話を書きます。
そして来年及び来年以降の予定ですかね。そんな調子で記事を書きたいと思います。
2020年1月 6体完成
MENG MODEL 「造艦師」シリーズUボート VII型
ハセガワ 1/72
A-10 サンダーボルトⅡ(旧キット凸)
BANDAI SPIRITS
1/00 フルメカニクス
ガンダムグシオン
2020年2月 6体完成
ウォルターソンズジャパン
モデルキット999
1/72 フォッケウルフFW190D-9
海洋堂 1/35
35ガチャーネンVol.1.0
S.A.F.S.
RUBICON MODELS ( ルビコンモデルス )
1/56 ヘッツァー
海洋堂 1/35
35ガチャーネンVol.2.0
ハインリッヒ
2020年3月 8体完成
エデュアルド 1/48
ニューポール Ni-11
ウィークエンドエディション
BANDAI SPIRITS
30 MINUTES MISSIONS
1/144 eEXM-17 アルト[イエロー]
BANDAI SPIRITS
30 MINUTES MISSIONS
1/144 ポルタノヴァ(水中仕様)[パープル]
2020年4月 6体完成
ハセガワ 1/72 SR-71 ブラックバード
ラストミッション
MENG MODEL
モンキッズ ボーイング C-17
グローブマスターⅢ 輸送機
HG00 サーシェス専用AEUイナクトカスタム
(アグリッサ型)
MENG MODEL “WORLD WAR TOONS”
M4A1 シャーマン ピンクバージョン
2020年5月 3体完成
AIRFIX 1/72 三菱A6M2b
零式艦上戦闘機
KittyHawk 1/48
XF5U-1 フライングパンケーキ
(フライングフラップジャック)
HG 1/144 RX-78
ガンダム BEYOND GLOBAL
HobbyBoss 1/72 F-5E TigerII Fighter
ホビーボス タイガーII
フリーダムモデルキット コンパクトシリーズ
アメリカ海軍 F-5E & F-5F
VFC-111 “サンダウナーズ” 2機セット
2020年7月 8体完成
旧キット コアブースター コアファイター単独と合わせて2機としてカウント。
アカデミー科学 1/48
F8F-1/2 ベアキャット
USS Tarawa
バンダイ メカコレクション
ウルトラマンシリーズ
ウルトラホーク 3機
バンダイ メカコレクション
ウルトラマンシリーズ
ジェットVTOL
2020年8月 6体完成
アオシマ ノンスケール
サンダーバードミニ 2号
SDガンダム Gジェネレーション-F
No.56 MA-08 ビグザム
2020年9月 4体完成
エントリーグレード
RX-78 ガンダム
ハセガワ 1/72 J-35F ドラケン
”レッドドラゴン”
ハセガワ 1/72
SR-71A ブラックバード
w/D-21B ドローン
2020年11月 5体完成
HGUC NRX-055 バウンド・ドック
KPモデル 1/72
デ・ハビランド DH-88 コメット
マックロバートソンエアレース
2020年12月 4体完成
SUYATA(スヤタ)SK001
フォッカー DR.1 & レッドバロン
2020年雑感
とまあ今年は66体作りましたね、ちなみに2019年が72体、2018年が82体、2017年が119体(!!!)2016年が57体となっております。
2017年はちょっと異常過ぎますが本音を言うと今年も72体は作りたかったですね。
ただ今年は台座を自作する頻度が圧倒的に増えましたし、難物キットもそれなりにこなしたりした事もあってどうしても一体当たりの製作時間が伸びてしまったというところもあります。
あと自分で言うのもなんですが、以前に比べて品質はかなり向上した完成品も結構ありました。
合わせ目を消す、ゲート跡を消す、塗り分けをする等々当たり前の事なのかも知れませんが当たり前の事に一層真剣に取り組んだ年ではあったかなと思いますね。
あと個人的にはTHE-Oですか、あれが足掛け11年くらいかかってようやく完成した事でかなりホッとしました。
反響はぶっちゃけ今ひとつだったんですが(苦笑)私的には理想のTHE-O像に迫れたので非常に満足しています。そう今年は自己満足度めちゃくちゃ高かったです。もっとあれこれ完成させたかったですが出来上がったものについてはそれぞれそれなりに満足する点があります。
THE-Oほどじゃないですが我が家でサグラダファミリア化しつつあった仕掛品の アカデミー科学 P-38
とかタミヤ 1/35 ヘッツァーなども完成させる事が出来て良かったです。
但し、まだまだお手付き状態のキットが山ほどありますので来年はその辺も力を入れていきたいと思います。
それと今年の傾向としてはガンプラ旧キット、特に非MS系旧キットかなり頑張って作ったなと自画自賛しております。
基本的にヴィネット形式で製作したりしたもんですからどうしても完成まで時間がかかる事が多かったのですが、ストーリー性だとか動的な仕上がりだとかを体現する事がある程度出来たんじゃないかと思います。
あと予定が押し気味な状態が続いていたので合間合間に簡単に作れそうなプラモをぶっ込んでみたりした(笑)事もあったんですが、その中で旧キットのグワジンが個人的には驚きでした。ガンダムベースで何となく買ったのですがめちゃくちゃ作りやすかったです。セメントと水転写デカールの乾燥時間を除けば製作時間半日かかっていないと思います。驚異的なキットでした。価格はたったの300円です。そういう面でも驚異的なキットだと思います。
近所にガンダムベース福岡あるものでたまに散歩がてら店内を彷徨いて手ぶらで出ていくのも無粋なものである日再販されたマゼランを購入したのですが、こちらはグワジンとはまた異なるベクトルで驚異的な内容でした。
当ブログでもあちこち手を加えて製作しました。同スケールのGMやボール等のメカが付属するので巨大さのイメージが湧きますし工夫次第で色々な見せ方が出来るキットだと思います。あれだけの内容でたった400円です。
心残りだったのは水陸両用MSを一体も完成させる事が出来なかった点ですかね、その分30 MINUTES MISSIONSの水中ポルタや MENG MODEL の SD Uボート や空母を製作しました。
で、今話をしましたけれども個人的には MENG MODEL 凄いなと思った一年でもありましたね、リアルなスケールモデルだけでなく軍用機、軍艦、戦車等を SD 展開しているのですが造形、パーツ精度、組み立て易さという点でガンプラ並みの水準に達しています。
複数の整形色を使い分けてぱち組でも高度に色分け。
接着剤不要です。
パーツ精度も高く、摺り合わせ等の作業は不要です。
今年はガンプラが不足する場面が多かったのでガンプラ以外のプラモもやってみようかという方もいらっしゃったのではないでしょうかね。そういった層にも充分に訴求する内容です。価格も1000円を切るものや1000円台のものが複数あります。
それらと並行してたまにやってるのが、中古キット漁りでして20年前なんてまだまだペーペーな30年もの、40数年もののプラモの製作も楽しめました。
この A-10 ハセガワ旧キットで今はなき凸モールドです。ホビーボックスの中古コーナーで200円で買ってきて完成させました。流石に水転写デカールは死んでましたがそれ以外は問題ありません。
こちらの MiG-15 なんて43年ものですがパーツ精度も高く普通に完成しました。凸モールドですが問題ありません。こんな調子でまだまだ眠っているお宝キットが無数にあるのではないでしょうかね。
この手の年季の入った中古プラモは前オーナーがどのようないきさつで手放すことになったのかなども含めてドラマを感じます。面識は全くないですがこうして引き継いでしっかり完成させておきましたからと報告しながらこのブログに投稿しています。このパターンは当ブログに限らずこれから増えるでしょうね。
今年は色々あり過ぎて書きたい事が収まりませんがね、まずモデラーにとって今年は「ガンダム」の一年だったと断言出来ると思います。ガンプラというよりガンダムですね。 RX-78 のプラモ一体何種類出たんですかね(笑)私は途中でカウントするのやめましたよ。最近ガンダムベース限定のMGが出てましたね、あれはリデコですかね。しかしPGは新規で出たみたいですね。怒涛の RX-78 ラッシュだったと思います。
個人的には HG オリジン版ガンダムと EG ガンダムこのふたつが本当に素晴らしかったと思います。
オリジン版なんて金の限りストックしておきたいくらいです。
再販される度に瞬殺されていましたが、今回の再販分でようやくまた買えそうです。この時期は特に懐が寂しいのですがね(笑)
EG も本当に素晴らしかった、こういう気楽に組めるやつが欲しかったんだと思い出させてくれましたね〜また作りたいですが武器付きは当面なさそうで吊るしの武器無しも完売ですかね。近所のヨドバシに山ほど入荷してたんで油断してたらなくなっていました。
このふたつのガンダムはどちらもプロポーションも素晴らしいですが、どちらも塗装する人の事を想定したパーツ割がなされていましてそういう面でも非常にハイレベルなキットだなと感動しましたね。
で、その「塗装し易い」繋がりで当ブログでは2000年代前半 HGUC リバイバルが起きました。
今まで私はこの時代の HGUC を造形のヌルさと可動範囲の異常な狭さを理由にやや敬遠しており、唯一造形がシャープでキンキンなハイゴッグ以外ちょっと苦手意識があったのですが、昨今の挟み込み構造オンパレードのガンプラに疲れた状態で改めて HGUC 2000年代前半シリーズ No.2桁キットを製作してみるとパーツ構成の優秀さに感動を覚えます。
肩〜手首までのパーツ構成ひとつとっても組立て後も各部を分離して成形、改造、塗装を行う事を想定した構造が採用されています。現在は塗装をしないモデラーが増えたたいうBANDAI SPIRITSの判断なのでしょうが、この時代の優秀な設計と現在の技術が融合したガンプラがスタンダードとなる事を個人的には願っていますがね。そんな意味でHGオリジン版ガンダムと EG ガンダムはガンプラの構造的な意味での希望も体現していたと思います。
あと個人的にガンプラで嬉しかったのはバウンド・ドックですかね。
自分好みのプロポーションにしたかったのでMS形態を弄りましたがやっぱり嬉しかったですね。バーザム以降この辺りの異形メカがしっかりとした内容で立体化の機会を得られる場面が増えて今後も機体が膨らみますね。
来年は HGUC ナイチンゲールでしたか、となるとその後はそろそろゲーマルクやザメルも視界に入ってきそうですがどうですかね。 HGUC ザメル、 HGUC ゲーマルクは現実的にあり得ますよね。もちろん全て買って作ります。
話はスケモに飛びますが、フィギュア。
ちょっとずつですが上手くなってきてるんじゃないでしょうかね。
如何せん場数が少ないので来年はもっと積極的にやっていきたいと思います。
道具について
今年はプラモの購入量は例年よりガクッと減りました。
品薄だったからというよりも欲しいプラモの大半はもう家に積んであるという状態になったためです。これはもうありがたい事です。
ご時世的にもプラモが売れまくって供給が未だ追いつかないという状況が世界的に起きているらしいですからね、私の薄い財布で無理してプラモ買うよりも多くの方々があれこれプラモを買った方が良いだろうとも生意気ながら思ったりもしましたね。
プラモ屋やプラモ売り場が好きなものでしょっちゅう店頭に通っていましたが、相変わらずガラガラなのにプラモ箱はどんどん消えていくんですよね(笑)怖いくらいプラモが消えましたから。それに伴って溶剤や接着剤やら塗料等も一時的に消えましたね。プロユースシンナー、ツールウォッシュ、黒サフ等々が消えた時、プラモが作れなくなるかも知れないとそれまで味わった事のない恐怖を覚えたくらいですwww
話は戻って、要するに気持ち的には「買いたい」とか「積みたい」という感情よりも「早く完成させたい」という欲求の方が遥かに大きくなり買うと焦ってしまう要素が増えるという感じで2020年は終わりつつあります。
そういった機運みたいなものもあってか今年はどう完成させるか、どう見せるか改めて考え直してみたりました。
まずは今年2月に導入したハイミロン。
これが最も視覚的に分かり易い変化だったと思います。
もっと早く買っておけば良かったと思わず口に出してしまいましたね。
被写体が白や薄い色の時等は特に威力を発揮します。濃い色の時にも意外に出番がありました。従来の背景と適材適所使い分けていきたいと思います。
でお次はやっぱりこれですね。
この AK-Interactive ウェザリングペンシル厳密には昨年の秋にホビーボックス井尻店で購入したのですが、本格的に使うようになったのは今年からです。
私の場合飛行機模型で特に出番が多いです。
もちろん飛行機のみならず全てのプラモに活用出来ますし、その使い方も鉛筆のように使うだけでなく水に溶かしてみたりするなど無限の用法があります。 AK-Interactive の公式動画などはとても刺激になります。
私がボロボロの工具を使い続けているのを見かねて家人がタミヤ薄刃ニッパーを買ってくれました。
私は長年2本のタミヤのニッパーを使用しており片方は20年以上使っている筈です。もういつ買ったかさえ分かりませんからもう片方もどんなに短く見積もっても15年前後使っていると思います。
まだまだ使えると思っていたのですが、いざ新品の薄刃ニッパーを使うともう戻れませんね(笑)
刃が戻る!パーツが一撃で切り取る事が出来た!みたいな調子ですから。
不思議なものでふたつのボロいニッパーその次の日からグリップがガチガチに固まって動かなくなったんですよ。普段どんな感動話をきかされても泣かない人間ですがなんだかこのふたつのニッパーがダグラムみたいに錆びて動かなくなった時涙が出ましたね(笑)感動して捨て切れず机の上に置いています。
でお次はこちら。
パイプカッターって言うんですかね。
YouTubeで川口名人が使っていたを見てこりゃ便利そうだと思い翌日ヨドバシで類似品を探してウェーブ のHG パイプカッター【プラスチックパイプ用】を買いました。ヨドバシで当時900円くらいで安かったです。
これで私はプロペラントタンクを自作したりプラパイプや ABS パイプを切るようになりました。素早く真っ直ぐカット出来て工作革命が起きました。
工作精度が上がると自作するのが楽しくなります。
安心のメイドイン台湾です。オススメアイテムです。
厳密には昨年買ったのですが mig AMMO の chipping fluid も私的には革命的ツールでしたね。類似品が今年 AK-Interactive から出てそちらも購入しました。
chipping fluid を下地の上に塗布してから本体色を吹くと、こうやって塗装が剥げた状態を手軽に表現出来ます。
AFV系で抜群の威力を発揮します。
あと私的にはちょっとたけぇななんて思いながらも買ったんですが ウェーブ のHG スライドT定規2も買って良かったです。ちょっとクセのある道具なのですが慣れると気軽にプラ板切り出しが出来ます。最近プラ板作業が増えたのは間違いなくこのツールのお陰です。
年内完成させる事が出来なかった1/60ゲルググキャノンですが、バックラーシールドの類が一切入っていないんですよね、当初パーツ欠品かと思ったんですがそういう仕様みたいでその自作の際にも使えそうです。
あと家人から貰った筋彫りカーバイトも数年ぶりにスタメン復帰です。
刃を折って久しかったのですが先日クリスマスプレゼントとして刃を2種いただきました。早速バリバリ使っています。
このグリップも筋彫りカーバイトの刃をマウントするために販売されていたようで結構昔家人が東京出張した際にお土産で買って来てくれました。見た目はゴツいですがアルミ製マシンカットで非常に軽量で使い易いです。
意外な事にアメリカ製なんですよね。プラモ屋楽器でアメリカのアイテムをいくつか所有していますが結構大雑把なものが多くてえーと思う事があるのですが、あれだけ優秀な戦闘機や武器を作ってる国なんでガチればあっという間にこうした高精度プロダクトを作るからやっぱり凄いですね。
来年の予定
とまあ長々と買いてしまいましたが今年もお陰様で充実した模型生活を送る事が出来ました。
個人的に来年はまず足元を見て、というか足元から天井まで積まれているプラモを着実に完成させていきたいですね。
今年もかなりバリエーション豊富にあれこれ手を出せましたが、カーモデルはやれていませんでしたから来年は車もしっかり完成させたいところです。
あと HGUC ネオジオングですかね。これも下半身くらいまではいきたいですね(笑)という事で今回は以上です。今年も有難うございました。皆様方のご健康とご活躍心よりお祈り申し上げて2020年当ブログの締めとさせていただきます。